Raspberry Piには不具合?なのかMPDの仕様?なのかI2SのBCK出力が厄介なのです。 ・16bit音源(CDなど)の場合は32fs ・24bit音源(ハイレゾ)の場合は64fs のBCKが出力されます。 これが非常に厄介。 ES9018やPCM179x系のオーディオ界隈では有名所のDACが使えない。 ES9018やPCM179xは16bitでも64fs入力しか使用できないからだ。 これが原因で自宅にあるNuwaveDSDとリクロッカが使えなかった。 (NuwaveDSDはES9018搭載DAC) では16bit音源でも24bit音源と同じように64fs出力したい場合はどうすればよいか? ・アップサンプリングを行い24bitで出力させる ・音声データをすべて24bitに変換しておく などあるが、どうやらMPD側の設定でどうにかなるらしい。 MPDの設定( /etc/mpd.conf)の中に audio_output_format "*:32:2" と追記しておくだけ。 あと、なんで32なのかよくわかりません。24でもいいのでは?と思うのですが・・・ 確かに再生された。16bitだが24bitとして送信するらしい。あくまで自己責任で。DACを壊しかねないので(汗) ところがこの設定ではDOPを送信する際も適用されるみたいでDSDは再生不可能になった。この場合、DOPを行わず、ラズパイ自体でPCM変換している場合は問題ない。 ではどうするべきか。 次はSabreberry32でおなじみのたかじんさんのサイトにある64fs版MPDである。 これはVolumio1.55でしか使用できないが、これが効果てきめん。NuwaveDSDやリクロッカで問題なく使用できた。さらにDOP再生も問題なかった。 しかしVolumio1.55というのが問題。流石にVolumio2がある今、1.55を使用する利点はなんだろう?Raspberry Pi初代で使うならいいが、アートワークすら表示されないのはちと寂しい。 さて最後。DOPも使えてきちんと64fsで出力してくれ、アートワークも表示するものは Moode AudioまたはVolumio2で「RPi-DAC」を選択...